「幸せの本質への気づき」ストーリー
2016年
1月
25日
月
「たんぽぽの綿毛の姉弟」
たんぽぽの綿毛の姉弟がいました。
旅立ちの時を迎えているのに、
弟が怖がって風に身を任せようとしません。
お姉ちゃんが励ましています。
「ほうら、大丈夫よ!風さんが来たら、
風さんの絨毯に乗ればいいのよ。
そしたらね、あなたの新しい家族をつくる
ふわふわの大地が待っているの。」
「う~ん でも、姉ちゃん ぼく、怖いよ~~」
「何が怖いの?目を閉じてごらん。
ほうら、想像してみて♪
風さんの絨毯に乗ったら太陽さんに近くなるのよ。
そしてね、鳥さんにもね。
ふわふわ ふわふわ
飛ぶのってきっと気持ちいいに違いないわ!
はじめて見るすてきな世界よ!ワクワクしない?」
「ふ~ん。そんなにワクワクするような
ステキなことが待ってるの?」
「私にも、本当はわからないわ。だって、まだ飛んでいないのだもの。
だけどね、間違いないのは、ここから見ていた世界の何倍もの
まだ知らない世界を知ることになるのは、間違いないわね。
あのね、私たちがたんぽぽの命の時間を生きるには、限りがあるのよ。
限りのある時間なら、冒険しなくちゃ、もったいないと思うのよ。」
「ふ~ん そっか。でもな~ まだ、ちょっと怖い。。。」
「ふふふ。一人で飛ぼうとするからよ。
大丈夫、お姉ちゃんが一緒に飛んであげるから。」
「ほんと?」
「もちろんよ。そのために私一人ここに残ったのよ。
あなたが怖くて泣いていたの、知っていたから。」
「ありがとう。お姉ちゃん!もうぼく怖くないよ!」
「ようし!その調子!
じゃあ、次に風さんが誘いにきてくれたら、
二人でえい!って飛ぶよ~」
「うん!!」
二人は、風さんのお誘いに一緒に飛び、
フワフワふわふわ
見える新世界にキャッキャと大はしゃぎをしながら、
ふわふわの大地を探して飛んで行きましたとさ。

2016年
1月
18日
月
「こころを抱きしめると」
心を抱きしめると心は喜び ふわふわしてくる
その喜びで誰かの心を抱きしめると 誰かの微笑みが1つ増える
その微笑みで誰かを見つめると もう一つの笑顔が生まれる
喜びの連鎖、幸福の連鎖、ありがとうの連鎖は
こうしてこうして、あっという間に広がり、優しい世界を作るんだろうな~
なあんだ 簡単なことを今まで難しいと思ってたんだね
こんなに 簡単なことなら 私にもできるよね
心を抱きしめてみるか
えっと どうやって?
まずは、
ありがとー ムギュッ
あなたが大切だよー ムギュッ
今までほうっておいたね~ ごめんねー ムギュッ ムギュッ
一人で頑張らせたね~ 許してね~ ムギュッ~~
あなたが最高 愛してるよ~ ムギュッ ムギュッ ムギュ~~~
ほうらほら なんだか胸の奥が温かい
あれれれ なんだか嬉しい気持ち
なんなんだ?これ?
ああ そうか これが心を抱きしめるということなのか
出来た出来た なんだか出来たぞ
じゃあ 次は・・・
心を抱きしめると心は喜び ふわふわしてくる
その喜びで誰かの心を抱きしめると 誰かの微笑みが1つ増える
その微笑みで誰かを見つめると もう一つの笑顔が生まれる
喜びの連鎖、幸福の連鎖、ありがとうの連鎖はこうしてこうして、
あっという間に広がり、優しい世界を作っていきましたとさ。

2016年
1月
11日
月
「ハート雲」
1人の女の子が天に祈りました。
「どうか、幸せになれますように。
今よりも、もっと幸せになれますように。」
天は、優しく微笑みました。
「あなたは今、幸せではないのですか?」
女の子は答えます。
「はい。毎日がただ淡々と過ぎてゆきます。
朝起きて、一日過ごして夜がやってくる。
その繰り返し…。幸せな出来事は、
いつまで待ってもやってこないのです。」
天は、優しく答えます。
「何も起こらないのですね?
病気になる人も、事故にあった人も、家がなくなることも、
食べ物がないということもない平凡な毎日なのですね。」
女の子は大きくうなずいて、また頼みます。
「どうか、幸せな出来事を私に与えてください。
そしたら、きっと私は幸せになれると思うのです。」
天は、しばらく沈黙し、優しく答えました。
「あなたはすでに、こんなにも幸せなのですよ。
あなたはすでに幸せを手にしている。
何も起こらないということは、幸せなのです。
何も起こらない毎日を当たり前のように過ごすことができる。
これは、極上の幸せなのです。
でもね、幸せを感じられるかどうかは、あなた次第です。
この当たり前のような日々を極上の幸せだと感じる心があるかどうか…。
幸せというものはね。出来事が与えてくれるのではないのです。
幸せというものは、あなたの心が創りだすもの。あなたの心に生まれるもの。
さあ、この雲をプレゼントしましょう。
この雲をあなたは、どう見ますか?」
